内田正人監督の刑事責任は?悪質プレー(危険すぎるタックル)は指示?

2018年5月6日に行われたアメリカンフットボールの日本大学と関西学院大学の第51回定期戦。

もはや日本で知らない人はいないんじゃないかというくらい物議を醸した日大選手の悪質な危険すぎるタックル。

そして、関学大のクウォーターバックの選手に大けがを負わせた問題。

連日ニュースで取り上げられています。

 

なぜここまで報道がヒートアップするのか?

それは、日大選手の悪質なプレーは、

日大アメフト監督である内田正人監督の指示だったのではないか?

日大の組織的な行為だったのではないか?と指摘されているからです。

 

そして、この事件の渦中にある日大の守備選手が22日に東京都内で記者会見し、

内田正人監督とコーチの指示に基づいて反則をしたと主張することが分かりました。

 

 

日大は16日までに関学大に届けた回答書には

「意図的な乱暴行為を選手へ教えることはない

内田正人監督の指示はなかったとしていて

日大の守備選手の主張と異なります

 

内田監督は、19日に関学大に謝罪しましたが、

指示については明言を避けています

また、大阪(伊丹)空港で取材に応じ、

「一連の問題の責任は全て私にある。監督としての私の責任。真摯(しんし)に受け止めて監督を辞任する」

と辞意を表明しましたが、

私の責任と繰り返す一方で、核心の監督の指示については説明しませんでした

 

記者からの反則行為を指示したのかという

質問に対し、

「(関学側と)文書のお互いに行き来で、こちらからの誠意を持って答えたい」

ここでは控えさせていただきます

とのコメント。

 

被害選手の家族はこの会見を見て、被害届の提出に踏み切ります。

その理由に

あの画面からにじみ出た言葉の一つ一つ全てが、やはり何か言えないことがあるのではないかと

 

刑事告訴することで、

あの危険すぎるタックルの裏にある真実が解明されることを望んで踏み切ったようです。

 

被害選手の父親は

「監督の会見で、真実を聞くことができませんでした。彼(加害選手)が、あそこまで追い込まれた何かがあるのではないかと」、

「故意であったら、それは許せないことですので、そこは真相究明に向かっていただきたいという気持ちです」

と話しています。

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日大選手の悪質タックル問題の経緯

5月6日 日大守備選手の悪質なタックルで関学大選手が負傷退場

その時の映像がこちらです。

負傷した選手は「第2・第3腰椎棘間靱帯損傷」と診断され、全治3週間の怪我を負わされます。

 

10日 関東学生連盟が日大守備選手と内田監督の処分発表

関東学連は10日に反則を犯した日大選手の対外試合出場禁止

内田正人監督への厳重注意を発表しており、

規律委員会で調査をした上で最終的な処分を決めるとのことです。

現在は関係者へのヒアリング調査を継続していて、

「規律委員会の調査が終了し、それを受けて理事会が処分の最終決定をするまで、もう少し時間を要します」と、

引き続き調査を行うことを報告しました。

 

12日 関学大が抗議文送付を発表

関学大アメフット部の鳥内秀晃監督らが兵庫県西宮市内で記者会見し、

日大に対して、反則行為についてのチームとしての見解や、正式な謝罪を求める抗議文を送付したことなどを明らかにします。

鳥内監督は、

「これが認められたらスポーツは成り立たない。あってはならないこと

と怒りをあらわにしました。

 

14日 法大、東大、立大が日大戦を中止へ

日大と同じ関東1部の法大、東大、立大の3校は監督、ヘッドコーチの連名で、

「日本大学との試合見合わせについて」と題した文書を関東学生連盟に送ります。

理由については、

日大の選手、指導者への正式処分や再発防止策が講じられておらず、選手への安全が担保されていないため

連盟は同日、3試合の中止を公式ホームページで発表。

 

17日 関学大が日大からの回答文書を公表し、「誠意ある回答とは判断しかねる」との見解

日大は回答書で

「意図的な乱暴行為などを教えることはない」

「(指導方針は)ルールに基づいた厳しさを求めるもの」

とした上で、

今回の問題が発生した原因について

指導者による指導と選手の受け取り方にかい離が起きていたことが問題の本質

と結論づけ、指導方法について「深く反省している」としています。

再発防止策については5月24日をめどに再回答するとのことです。

 

これに対し、関学大の小野氏は

責任ある立場である部長、監督から被害者、親に直接謝罪の申し入れがなかった

と明かし、遺憾の意を表明。

 

また、試合後1週間以上も経過しているにもかかわらず、

回答書には具体的な事実、経緯などチームとしての見解が示されていないと指摘

これまで過去の試合でルールを守っていた選手がなぜ突然意図的で危険かつ悪質な行為に及んだのか。どのような指示、指導があり、本人がどのように理解、判断して行為にいたったのか

と日大が主張する受け取り方にかい離について、

「真摯な調査に基づいた具体的な説明」を求めました。

 

さらに、加害選手が悪質な反則行為を重ねたにも関わらず、

交代を指示したり、注意、指導しなかったことを挙げ、

ルールを逸脱した行為を監督、コーチが容認していたと疑念を抱かざるをえない

と主張。

 

「回答書によって、弊部の抱える疑問、疑念を解消できておらず、現時点では私どもが求めている誠意ある回答とは判断しかねる」

と厳しい口調で訴えました。

 

一方の日大広報部は、

学内の調査に内田監督が

監督は“必死で頑張ってこい。戦え。厳しくやれ”など厳しいことは言ったが、違反しろという指示は出していない

と証言したことを発表。

調査に応じたコーチや主将らも指示を否定したといいます。

 

しかし、反則を犯した選手は

“反則をやるなら出してやる”と監督から言われた

と周囲に話していたことも判明。

この選手は下級生の頃から主力だったが、

関係者によると最近は監督から精神的な部分で苦言を呈されチーム内で干されている状態だったとのことです。

定期戦前に「やるなら出す」と反則行為を条件に出場の機会が与えられたとして両者の主張は対立しています。

 

 

19日 日大の内田監督が関学大の選手らに直接謝罪し、辞意を表明

日大の内田正人監督は、大阪(伊丹)空港で取材に応じ、

「一連の問題の責任は全て私にある。監督としての私の責任。真摯(しんし)に受け止めて監督を辞任する」

と辞意を表明しました。

指示については明言を避けています。

 

22日 日大守備選手 記者会見

日大選手の代理人が

負傷させた日大の守備選手が東京都内で記者会見し、

監督の指示の有無などについて説明すると発表。

 

関学大の小野氏は、

悪質な反則行為を繰り返した日大選手に対して

本人(日大選手)がこのことについての真実を自分の口から話すことが、彼のこれからの人生のためにも必要なんだろうと思います

と話していました。

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内田正人監督の刑事責任は?悪質プレー(危険すぎるタックル)は指示?

今回被害選手側のご家族が警察に被害届を出し受理されました。

ここで刑事責任について争点に問われるのが、

加害選手が故意であのような危険なプレーを行なったのか?

内田監督の指示があったのか?

注目すべきはこのあたりになります。

 

まず、選手に関しては

関学大のクウォーターバックがパスを投げ終わった後、

背後から全力でタックルしています。

映像ではパスを投げた約2秒後、

付け狙うように走ってきた日大選手がタックルに行く様子が確認できます。

 

この反則をめぐっては、

犯罪が成立する可能性があるかどうかが論点のひとつになります。

このタックルが正当な業務(正当行為)と認められるかどうか?ということです。

正当な業務(正当行為)と認められない場合には犯罪が成立します。

 

これについて専門家は、

明らかに正当行為の範ちゅうを逸脱した行為なので、違法性は阻却されないでしょう。

腰の捻挫という傷害が発生し、実行行為としてタックルをして違法性阻却もされていないので、

傷害罪(204条)が成立するとの見解を示しています。

 

また、内田監督やコーチ陣の指示の有無や日大の組織的な犯行の可能性については

指示があれば共謀共同正犯が成立し、監督にも傷害罪が成立します

また、悪質なファウルの後、内田監督は選手をベンチに下げませんでしたが、

そのプレーを容認しており、事前の共謀を推認させる間接証拠となり得るとのことです。

 

元検事の落合弁護士はこう指摘します。  「指示が具体的に認定されれば、その人も共犯。指示命令した人も刑事責任を問われる」(元東京地検検事 落合洋司弁護士)  また、監督と選手の間には上下関係があるため、実行した選手より罪が重くなる場合も。  「(選手側が)強いられてかなり追い詰められて行為に及んだと(いう場合)、黒幕、首謀者がより重い責任を負うと、刑事責任については考えられる場合が多くなる」(元東京地検検事 落合洋司弁護士)

引用元:TBS NEWS

 

 

まとめ

被害に遭われた関学大の選手は、

怪我の後遺症もなく練習に復帰されたそうです。

加害者、被害者、双方の選手の人生を狂わせてしまいかねない今回の事件は、

なぜ起きてしまったのか?

 

今後このような惨事が繰り返されないためにも

真相の究明が強く望まれます

 

 

最後までご覧下さりありがとうございました。

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