【ソフトバンク通信障害】株価の影響は?原因のエリクソン社製パケット交換機とは何?

ソフトバンクは6日、通信障害の原因について、スウェーデン通信機器大手エリクソンのソフトウエアの異常によるものだったと発表した。

引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/

12月6日、ソフトバンクの携帯電話サービスで大規模な通信障害が発生。

通信障害は午後1時39分ころから4時間余りに及び、

ソフトバンクの回線を借りている格安スマートフォン事業者でも発生しました。

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ソフトバンク通信障害の原因は?

ソフトバンクによると

2018 年 12 月 6 日(木)午後 1 時 39 分ごろ、全国のお客さまをカバーする、東京センターおよび大阪セ ンターに配置してある、エリクソン社製パケット交換機全台数で、同社ソフトウエアに異常が発生しまし た。 なお、同ソフトウエアは9カ月前から運用しており、同ソフトウエアによる異常は、エリクソン社製の通 信設備を使用する海外(11 カ国)の通信事業者においても、ほぼ同じ時刻に同様に発生していると、エ リクソン社から報告を受けています。

引用元:https://www.softbank.jp/

との公式発表がありました。

原因は、エリクソン社製パケット交換機におけるソフトウエア異常とのことです。

 

エリクソン社とは?

スウェーデンの通信機器メーカー

世界最大の携帯電話用地上固定設備のメーカーとして知られています。

現在、世界180カ国において、50億以上ある全モバイル端末の約40%が

エリクソンのシステムを通じて利用されています。

そのため、ソフトバンクで起きた通信障害と同様の不具合が他国でも報告されていて、

海外(11カ国)の通信事業者においても、ほぼ同じ時刻に同様に発生したとのことです。

 

エリクソンの日本法人(エリクソン・ジャパン株式会社)は、1992年9月設立。

現在、LTEを初めとする移動体ネットワークの開発等に取り組み、

主にソフトバンクモバイルとイー・モバイルに地上固定設備を提供しています。

 

LTEとは、Long Term Evolution(ロングタームエボリューション)の略称で、

主に携帯電話会社が所有する基地局をアクセスポイントとして電波を飛ばしている

携帯電話用の通信回線規格のこと。

 

エリクソン・ジャパン株式会社は、

ソフトバンクモバイルに通信回線をつなぐ交換設備を提供しています。

 

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パケット交換機とは?

ソフトバンクがエリクソン・ジャパンから提供を受けている交換設備が

パケット交換機と呼ばれるもの。

 

通話も含め、データが携帯電話などの端末から送られるときは、

特定の大きさに分けられたパケット(小包の意)が作成されます。

 

パケットには送られるデータと、

そのデータを小分けされた順番と、

相手と自分の宛先の情報が入っています。

 

パケットの大きさはシステムにもよりますが、

おおよそ1パケットあたり128バイト。

この小分けされたパケットを振り分けるのがパケット交換機の役目です。

 

パケット交換機は、回線の混雑具合を判別し、

いち早く送ることができる回線を見つけてパケットをバラバラに送り出します。

 

バラバラになったパケットは、

相手の端末にたどり着く前に再びパケット交換機を通ります。

この受信時のパケット交換機は、

送信者から送られたパケットを順番通りに並べ直して相手の端末に送り届けます。

 

今回の大規模な通信障害の原因は、

この交換設備のパケット交換機のソフトウエアに異常が発生したために起こりました。

 

インフラへの懸念

ソフトバンクの携帯契約数は9月末で約4043万件にのぼります。

空港で搭乗者の確認ができず航空便が遅れたり、

鉄道の指定席券が買えなかったりとその影響は大きなものでした。

 

東京消防庁によると、

ソフトバンク回線の一部で119番通報がかかりづらい影響が出たとのことです。

火災などの緊急時は、

他社の固定電話や携帯電話から通報するよう

東京消防庁のホームページ(HP)で呼びかけられました。

 

JR東日本には、

携帯電話を使って電子マネーなどが使える会員制サービス『モバイルSuica』の利用者から

「チャージできない」「指定席を予約できない」といった相談が駅窓口などに寄せられました。

 

その他にもソフトバンクを使用した宅配業者や

チケットの高額転売対策などで導入され始めているデジタルチケットに影響が出るなど

多方面に及びました。

 

それだけ社会システムの多くが携帯電話に頼っている証でもあります。

 

次世代の自動車の自動運転や遠隔医療なども通信技術を駆使したもの。

人の命に関わるだけに今回の大規模な通信障害を教訓として

危機管理対策は徹底的に行なってほしいものです。

 

電気通信事業法では

影響人数3万以上で継続時間2時間以上のもの重大な事故と定義しており、

ソフトバンクには総務省に詳細を報告する義務が生じています。

 

 

ソフトバンク株価の影響は?

ソフトバンクは12月19日に上場する予定で、

親会社ソフトバンクグループから携帯子会社として独立を目指しています。

 

ソフトバンクは国内の通信事業に専念し、

安定的に利益を生み出す役割を担うはずでしたが、

今回の通信障害で通信システムの脆弱(ぜいじゃく)さを露呈。

投資家へのイメージダウンは避けられそうにありません。

 

ソフトバンク利用者の声には、

別キャリアへ乗り換えを示唆している人が多数見受けられました。

上場を目の前に株価への影響は計り知れないものがあります。

 

今後の危機管理への対策が焦点になりそうです。

 

 

最後までご覧下さりありがとうございました。

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